Roots工務店でお仕事させていただくようになって、最近、口癖になった言葉があります。

それは『豊か』。あえて文字で表記すると「ゆたか~」という感じ。

「豊か」とはどういう意味でしょうか?

辞書で調べると、➀満ち足りて不足のないさま。②経済的に恵まれていてゆとりのあるさま。③心や態度に余裕があって、落ち着いているさま。④量感のあるさま。

とあります。

私がつぶやく「ゆたか~」の意味合いとしては、経済的なことや量的な多さというよりも、そのものがどんな風にして生まれたのか、どんな経緯でそれが自分の手元に来たのかなど、偶然も含めそのものの背景にストーリーがあることが「豊かである」ことの基準になっている気がします。

今日のRoots郡山では、「保存食発酵女子クラブ」の皆さんが梅仕事をしています。

スタッフゆきさんが見つけてきた丸々とした青梅を、きれいに洗ってへたをとって、角砂糖と交互に瓶に詰めています。

「私は去年、梅をみりんに漬けてみたよ」「昨日の地震はびっくりしたよね」などと、おしゃべりしながら梅仕事。(詳しくはゆきさんからの報告をお楽しみに!)

ゆきさんが朝からお出汁を丁寧にとって、心をこめて用意してくれるお昼ご飯も、また豊か。

昨日は、手仕事が上手なお母様の手作りジンジャーシロップを、RootsShopのデザイナー・あかねさんから分けていただきました。

炭酸水で割っていただくと、梅雨のジメジメがすーっと吹き飛ばされるおいしさでした。自然の力を最大限に活かした手作りのものが持つパワー、なんて豊かなんでしょう。

私の感じる豊かさの基準に、自然は欠かせません。

四季折々の表情を見られる日本の風土はやはり豊かだなと感じますし、家や服や生活道具など、身の回りのものが自然由来のものを選ぶことの豊かさに、最近は特に敏感になってきたように思います。

そして、こどもたちにとっての「遊び」もまた、豊かであってほしいと思います。

プレーパークで提供している『自然の中での主体的な遊び』は、おもちゃやゲームなど「消費する遊び」とは異なります。子ども達は遊びながら、自分自身も自然の一部であると思う感覚、自然の美しさや不思議さ、命の尊さ、自然への畏怖の念、様々なことを感じ学びます。

葉っぱやお花を摘んだり、穴を掘ったり、砂山を作ったり、木を燃やしたり…自分の手で「壊す(形を変える)こと」を許されるものがたくさんある環境であればあるほど、子どもの遊びは創造的で、豊かになるのです。

昨日発生したような大きな地震も、自然の織りなす現象です。

自然災害に関わらず、人生の中で出会う様々な困難を柔軟に受け入れ、周りの人と協力して発生した困難に立ち向かう強さ、人間関係も含め豊かに生き抜く力を、自然の中での遊びを通して自然と身に付けてほしいと思っています。

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