こんにちは、Rootsプレーパークの大室です。
今、小学校はまぶしいほどの新緑の季節です。
前回このブログで書いた小学校の森にそびえる大木は、樹皮や葉っぱ、実の大きさなどいろいろ調べてみた結果、「ヒバ」であることが分かりました(*´▽`*)
ヒバ(檜葉)の別名は「ヒノキアスナロ」。
ヒノキアスナロとは、もともと本州南部の高い山や四国、九州に分布する「アスナロ」が、寒い北の地方で育つように変種したもので、一般的にはこれらをひとくくりにして、総称としてヒバと呼ぶそうです。
調べてみると、ヒバはほんの少しの光でも300年以上生きる力を持った魅力的な木で、雪の多い地方でなければ育たず、北の厳しい風雪に耐えながらゆっくり年輪を重ねるとのこと。
長い年月をかけてじっくりと成長するため、緻密で狂いが少なく木目も細やかで美しく、ヒバが直径70センチになるまでには、杉の3倍の300年の年月がかかるそうです。(出典:青森ヒバ専門店「わいどの木」・森の樹木図鑑ヒバ)
ちなみに、小学校に生えているヒバの直径は約2mくらいあります。
ということは、樹齢800~900年くらいなのかしら???
時代が変わってもぶれることなく、今年も新しい新芽をつけ、古の時代からそこに生き続ける命。とても魅力的なシンボルツリーです。
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さて、タイトルに書いた「グロンボロン」。
これは、私がはじめてRootsでプレーパークを始めようと思った時に、なんちゃってで付けた私の幻の「屋号」でした。
今まで「Rootsの森プレーパーク」という名称で活動してきましたが、今回の移転を機に「プレーパーク」というのはカテゴリーとして捉え、フィールドの名前は『グロンボロンの森』と呼ぶことにしました。
グロンボロンは私の造語で、その由来はデンマーク語の「みどり」と「こどもたち」から来ています。
Rootsの会社名「グリーンライフ」の理解・協力を得て、自然の中での活動するということから「みどり」、こども達が自由にのびのび遊べる場所にしたいから「こどもたち」を合わせました。
「グロン(Grøn)」は「みどり」、「ボロン(børn)」は「こどもたち」を意味していて、実際のデンマーク語としての発音はちょっと違うのですが、、「グロンボロン」という響きが好きなので、そう決めました。
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今回私たちが移転する旧山潟小学校は、幼稚園も併設されていたという歴史があり、入口にはこんな看板が。
これはもう、運命…(笑)「みどり」と「こども」は私にとって、切ってもきれない運命的なキーワードなのかもしれません。
そして、この元幼稚園エリアを改装して、スノーピーク&薪ストーブアイテムのお店「FLAME(フレイム)」をオープンする準備を進めています。
将来的には「グロンボロンの森」という名のプレーパークに加えて、校庭を「グロンボロンの庭」として整備し、ここでこども達がキャンプ体験をができるようにしたいなぁ…と、夢は膨らむばかりです。
プレーパークエリアに関しては、地域の皆さんや常連さんといっしょになって作業しながら、楽しい遊び場を作っていけるようなワークショップの企画も検討しています。
この地で、歴史あるヒバのシンボルツリーに見守られながら、元気いっぱいなこども達と、そのご家族とのびのび楽しい時間が過ごせることを心から楽しみにしています。