―つくった瞬間から年をとる事が楽しみな家

th__391A7194

( 長) 大岩さんは、本物の暮らしってどう思う?
( 大) 経年変化を楽しめる暮らしだね。ログにリンクさせて言うと、経年変化を楽しめる家。作った瞬間から早く年をとってほしいと思うくらい。時間が経つことでしか得られない味があるんだよね。
( 長)それには本物の素材を使わないと。
( 大)そう。素材が悪いと時間の経過に耐えられない。時間を受け止める事ができる素材だから経年変化を楽しめる。だから暮らしのものを選ぶ時も、新品の価値ではなく、エイジングされた時にかっこいいかどうか。そういう発想になってきた。
( 長)でも、そういう発想に触れてない人もいる。だからそういう発想の暮らしを提案し、伝えていくのも、家をつくっている私たちの仕事だと思ってRootsに取り組んでる。
( 大)そういう価値観を共有できる方と家づくりが出来たら最高だし、今の時代はそういう人が増えてきている事を実感するね。
( 長) 昔、話してたよね。僕らがつくる家が100年後に解体された時に、「これを捨てるのは勿体ない。一体こんな立派なものを誰がつくったんだ」って言われたいって。
( 大) 僕らは世代世代で渡していける家をつくっているけど、いつか最後には解体される。その材木を別な家の素材として使う。そういう事が可能なんだ。それは単純にまだ使えるという事ではなくて、その時間があったから生まれた価値を大切にしていくということ。

―本物の暮らしを追求し続ける

th__391A7194

( 長) 昨日も見せたけど、今度、軽井沢に家を建てるお客様からの手紙。「いつかお二人に家を建てて頂く事が夢でした」本当に嬉しいよね。今までの事が伝わってるんだもの。そしてそれに応える事ができる。
( 大) 本当にそう。この100年物の大木に相応しい仕事で応えたいね。この勢いのまま、僕らも100歳まで頑張ってたりして(笑)
(長)せめて80歳までかな(笑) でも、このままずっと追求していくよね、本物の暮らし。そのために、その暮らしを支える、本物の家づくりを。そこが僕らの原点だし、一番やりたい事だから。

391A2708