今日は雨からはじまり、曇ったり晴れたり、雪が舞ったり、お天気の変わりやすい一日でした。
強風でない限りは、プレーパークは外で開催します。
雨でもファイヤープレイスの上にTAKIBIタープを張り、砂場にもRootsテントを立て、外遊びを楽しめる環境を作ります。
砂場遊びに使う道具や工具や工作の材料、ターザンロープやスラックラインやハンモックなど、
子どもたちがのびのびと遊べるように、毎週日曜日の朝は様々な準備をしてみなさんをお待ちしていますが、
グロンボロンの森で遊ぶ際に、いわゆる『参加費』はいただいておりません。
先日も、Roots猪苗代へ視察に来てくださった団体の方に、「プレーパークを毎週開催するためには費用がかかるのに、なぜ参加費を取らないのですか?」とご質問いただきました。
みなさんは、なぜだと思いますか?
「プレーパークは、Rootsが社会貢献事業として地域への恩返しの気持ちで開催している事業だから」と答えると正解のように聞こえますが、もう少し深い意味もあります。
参加費をいただいてしまうと、それが例え少額であっても「サービスを受ける側」と「サービスを提供する側」に分かれてしまって、子どもたちの「主体的な遊び」が生まれる機会が損なわれてしまうと考えています。
「グロンボロンの森」は、楽しい遊びを提供してもらえる場所ではなく、子どもたちが遊びを自分で創り出す、受け身ではなく主体性をもって楽しみを見つける場所でありたいと思っています。
自然の中での遊びを通して、自分の思い通りにならないことや危ないことも含めて、様々な体験をする。
自分でチャレンジして楽しかった!できた!という達成感を味わうだけでなく、失敗や痛みをもって様々な学びを得る。
子どもたちにそういった経験をしてほしいので、またそういった考え方を保護者の方にもご理解いただきたいので、参加費はいただいておりません。
はじめてプレーパークに来てくださった方には、パンフレットをお渡しながら『大人はなるべく手出し口出しをしないで子どもたちを見守ってくださいね」と伝えています。
ついつい言いたくなる「こうやって遊ぶのよ」「こうしてみたら?」「汚れるからダメ」「危ないからダメ」という言葉をぐっと飲みこんで、子どもたちが自ら興味を示すこと、チャレンジしたいことを見守ってみてください。
そこにはきっと新しい発見、気付きがあるはずです。