先日、Roots工務店のスタッフが猪苗代町立ひまわりこども園で
木工体験を開催させていただきました。
コロナ渦ということもあり、当初予定していた参加人数を減らし、年長さん対象で行いました。
Roots木工所で製作した「県産材ヒノキの下駄箱」

まずはビス留めして埋め木をした部分を、子どもたちの力でもうひと手間!
サンドペーパーで削って滑らかにする作業をしました。
やすりがけをするのが初めて!という子が多く、
最初は恐る恐るの様子でしたが、慣れてくると力を込めてすべすべにしていきました。


その次に自然塗料を使って塗装の作業です。
腕まくりをして、全ての面に塗っていきます。
お絵描きや色塗りが好きな子はとても楽しそうにやっていました。
木目に沿って塗ると綺麗に塗れるよ!とアドバイス。
元気に筆を動かして大胆に塗る子、ゆっくり丁寧にじっくり塗っていく子。


グッと体勢を変えて塗り忘れがないか確認!

木の感触、ざらざらとつるつる。
木の粉。檜の色、香り、木目の感じ。
木に色を塗ること、塗料の適量、色の重なり、伸び加減、乾き方。
こういった体験は自分で実際にやってみて初めて分かる事。
テレビやYoutubeで見て勉強することもできる世の中ですが
自分の手を使って、五感を働かせて経験するということは、
価値観や好奇心を育てる貴重な機会です。
「はじめての経験」を与えるお手伝いができ、とても嬉しい時間でした。
また、木にこだわりを持った工務店ですから、
木の魅力や、間伐採、山のお話をするにはどうしたらいいか?
子どもたちに楽しく知ってもらう方法を考える良いきっかけにもなりました。

子どもたちが仕上げた下駄箱は、春にこども園に設置されます。
町内の他のこども園にも設置されるということで、
Rootsと子どもたちの手で製作したものが実際にこども園の日常の一部になるということは
とてもありがく、嬉しいことです。
素敵な機会をくださった猪苗代町役場の農林課の方、ありがとうございました。