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スタッフブログ

父の遺したもの

一年のうちで一番寒い時期「大寒」を迎えました。

真冬だからこそ味わえる美しい雪景色や星空に癒されながら、毎日を過ごしています。

3月の出産に備え、実家での生活がはじまり、約2週間が経ちました。

毎朝の日課は、お仏壇と先日お迎えした「おんばさま」の絵に、毎日ご飯とお茶、お水を備えることです。

おんばさまについてのブログはこちらをご覧ください。

そして、父の遺影に向かって毎日唱えます。

「今日も家族や友人、職場の仲間達が健康でありますように。ケガや事故が起きませんように。今日も安心して暮らせる家をありがとうございます。」

私の実家は、父が定年退職を機に10年以上前に建てた、自然素材にこだわって作られた家です。

建てた当初、私は県外に住んでいたため、久しぶりに実家に帰った時に「どんな家なのか知らないうちに、新しい家が出来上がっていた」というのが正直な感想でした。

その後、私自身が福島に戻り、この家でこんなにもたくさんの時間を過ごすことになるなんて、その当時は全く想像していませんでした。

山登りや畑仕事など自然が大好きで、仕事が終わったらどこにも寄り道をせずにまっすぐ家に帰ってきていた父。

自分のことを多くを語ることのない父でしたが、その「終の棲家」の選択に、父らしさを強く感じたのでした。

父が病気闘病中に家に一時帰宅した際も「やっぱり家が一番いいな」とつぶやき、建てた本人が暮らすことが出来たのはほんの数年でしたが、父が建ててくれた家のおかげで、残された高齢の母も、里帰り中の私も、毎日安心して健康に暮らせています。

話は変わりますが、先日、父の形見として乗り続けていた車を手放しました。

父と母が県外に住む私に会いに来てくれる時、父と一緒に出掛ける時、いつもこの車が活躍してくれました。

父が亡くなった後、私がこの車に乗ると、いつも父に守られいているような気がして心強かったものです。

車と私の雰囲気にギャップがあるので、最初は抵抗があったのですが、毎日の出勤はもちろん、県外に出張するときも、遠方に住む友人に会いに行くときも、いつもこの車で出かけていました。

ですが、様々な事情が重なり、ついにこの車を手放すことを決意。

最近は雪が多くて、車の運転をなるべく控えていたのですが、この車での最後のドライブとして選んだ行先は、私の妊婦検診でした。

検診が終わると、雪の予報に反して青空が広がっていたので、駐車場で思わず記念撮影。

天国の父からも見えているかなぁなどと想像しながら、無事に帰宅しました。

家も車も、暮らしに欠かせない要素です。

その空間の中で、自分が何を大切にしたいのか、家族や子どもたちに何を伝えたいのか。

これから先、何年も何十年も続く暮らしだからこそ、その空間を思い出と共に大切に作り上げていきたいなと改めて思いました。