つい最近読んだ小説の中で書かれていた言葉
現代人は際限のないうるささの中に生きている、音だけではなく映像、味、匂いなどで疲れはてているのに、また何処からともなく騒音が次から次へと押し寄せてくる
妙に納得して腑に落ちた
例えば、静寂の中、本のめくれる音、薪が爆ぜる音、その他は自分から発する音だけ、それがどれだけ安らげそれをどんなに欲している自分がいるか…
現代ではそれは贅沢なのかもしれないしある意味アウトドアもそれに近いのかもしれない
自然の中の静寂の中の音だけに包まれ自分の五感だけで感じる瞬間
つくづく人間はアナログな生き物だと思う
だから人は自然を手放す事ができないのかなと…
便利になればなるほどアナログが輝いて見えるし、不便なら不便でデジタルが輝いて見える、結局ないものねだりなのかもしれない
みなさんはどんな静寂の美をお持ちですか?
人はそれぞれに、静寂の美は持ち合わせているけど、度合いも違う
でもどこかみんなそれを求めてる
逆に音楽は静寂の対極のような存在
でも音楽は人の心を震わせる
それでも自分の心の中の静寂の美だけはこぼれていかないようにしたいと思う
そしてそれは心の平穏なのかもしれない…