9月に入った途端にぐっと冷え込んだ猪苗代。
寒暖差がある季節の変わり目にも、心地よく暮らしに寄り添ってくれるのが天然素材で作られる絨毯・ギャッベです。
前回のブログでお伝えしましたが、今回はそのギャッベのお手入れについてお伝えしたいと思います。
まずはギャッベの持つ特性を知ることから始めましょう。
ギャッベは作り手であるイランの遊牧民・カシュガイ族と共に生活している羊の毛から作られています。この毛を糸にして草木の染料で染め上げます。
織機にセットした何本もの縦糸にこの毛を結び付けながら横方向に1段1段織り上げていきます。一段結ぶごとに横糸を通し糸が解けないように工夫します。ちなみに一結びは1㎜強ほど。とても細かく密に織り上げます。
ギャッベが丈夫といわれる理由はこの作り方にあるんですね。
この羊の毛は保温性と通気性に優れていて、寒い時は毛の中に熱をため込み、暑い時は熱を逃がします。1日の寒暖差が激しい高山地帯に暮らす羊にとっては、これは生きるために大切な体の機能。人間が汗をかいて体温調節をするように、羊は毛で体温調節をして過酷な環境の中を生きぬきます。
そして羊毛にはもう一つ優れた特性があります。それは水分や埃を毛の表面で受け止める機能です。
この毛はラノリンという油でコーティングされていて、羊の体を湿気や汚れから守ってくれます。べたべたする程とても多くのラノリンが毛に含まれるため染色する際に程よく油抜きを行い、美しく着色したり心地よい手触りになるよう工夫しています。
このような高品質な羊毛だからこそ、ギャッベに生まれ変わったときに使う人が季節を問わず最高の心地よさを感じることができるのです。
水分と埃を寄せ付けず織り目が密なギャッベは、毛の上で埃が止まるので内側にたまることはほとんどありません。掃除機掛けをするだけで十分綺麗になります。
水分も弾くので、例えばコーヒーやジュースなど色の付いているドリンクをこぼしても下に落ちきるまで少し時間がかかります。こぼしたドリンクがギャッベの上に留まっている間に台拭きなどでトントンと叩くように拭けばシミはほとんど残りません。
ただ、経年変化によりどうしても埃やシミが蓄積されることはありますのでご注意を。
経年変化で起きる色や手触りの変化も天然素材ならではの美しさがありますが、絨毯専門のクリーニング店で綺麗にして頂くこともお勧めしています。ショップでは絨毯専門のクリーニング店と提携しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
「サイズ」「厚み」「天然素材」「重い」などのワードから手入れがしにくそうなイメージのあるギャッベですが、こういった理由から実はとても使いやすくお手入れに手間のかからない生活道具なんです。
デザインが素敵でどこかホッとする時間を与えてくれるだけではなく、汚れにくくどんな場所でも快適にお使い頂けるギャッベ。
あなたなら、どんな場所に敷いてみたいですか?
次回は、ギャッベのサイズと敷く場所についてお伝えします。
どうぞお楽しみに。
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