季節を重ねるのが待ち遠しい暮らし
■会津若松市 M様邸(約41坪)
2021年に完成したM様邸。
約1年半が経ち、暮らしにも慣れてきた二度目の冬。新しい暮らしを楽しむ若いご夫婦のお家にお邪魔しました。
家族の好きなことプロフィール
ご主人様:日本酒・火遊び・薪作り・ホルン演奏(週2回、平日2~3時間練習)
奥様:ディズニー(過去50回以上来場!)・テニス(職場サークルで夏限定)・Youtube鑑賞
家づくりの経緯
ご主人「結婚を機に。税制など家づくりに纏わるお金の勉強をしたら、早いうちにやらなければと思い踏み切りました。Roots工務店でマイホームを建てた同僚の家に遊びに行って、素敵だなと思ったのが工務店選びのきっかけです。」
解体したモデルハウス躯体再活用について
ご主人「プランを決めていく前に、社長さんから以前のモデルハウスの躯体を再活用するのはどうか?と提案していただきました。実は郡山モデルハウスが解体される前に、二人でその前を通ってかっこいい家だね、と話していたんです。いつの間にかなくなってしまったいたあの家が、自分の家に使われるなんて、嬉しくて即答でお願いしました。」
お引渡し初日のお気持ち
ご主人「木曜に引き渡しで、土日に引っ越し作業をする予定だったんですが、嬉しくてアパートに帰りたくなくなっちゃって。急遽布団だけ持ってきて、家具も家電もない、薪ストーブだけあるリビングで二人で寝たんです。」
奥様「あれってクリスマスあたりだったよね。冷蔵庫もないから買ってきた出来合いのものを床で食べて。ここが自分たちの家になるって不思議な感じだったな。でもちゃんと朝起きても暖かかったよね。」
想像していた暮らしはイメージ通りですか?
奥様「想像していた暮らし、、以前のアパート暮らしと比べたら何もかも違います。」
ご主人「よくネットでこうすればよかった!とか後悔ポイント!とか見ますけど、自分たちは不満や後悔したところは1つもないです。」
気に入っている部分
ご主人「リビングで薪ストーブに当たりながらテレビを見てゆっくりしている時間が好きです。断熱の効果も本当によく効いてるなと実感しています。夏の外のジリジリとした暑さも、家に入れば涼しくて、冬に雪が降っていても薪ストーブの暖かさが朝になっても残っていて。朝起きても寒くないってすごいですよね。」
奥様「キッチンの部分が特に好きです。作業スペースがとても広くて、収納たっぷりのオーダー家具が大活躍しているのと、お料理しながらリビングのテレビを見れるのが良いです。最近は海外旅行の計画をしているので、ヨーロッパの情報集めにYoutubeで動画を見ながら家事をしています。ディズニーの夢の国の雰囲気を実際の街並みで味わってみたいなと思っています。」
住み心地(床・壁)はいかがですか?
ご主人「床の無垢材が気持ち良くて気に入っています。遊びに来る友人も帰りたくないって言われます。自然素材って目にも良いんですかね?」
奥様「友達が来るといつも居心地が良くて時間があっという間に経ってるって言います。年齢的に若いので家を建ててる友達は少ないんですけど、遊びに来てもらうと皆にびっくりされます。友達が来たときはよく鍋とか餃子パーティーしてます。リビングで料理をしても次の日匂いが残っていたことないです!漆喰の壁の消臭効果ってすごいんですね」
住んでから体調の変化はありますか?
ご主人「二人とも元々健康体だから大きな変化はないですが、アパートと違ってお風呂の質が良くなったので浴槽に入る機会が増えました。」
奥様「そういえば冷え性は良くなってきた気がします。まず床が全然冷たくないんですよ!」
光熱費はどうですか?
ご主人「ガス月7000円、電気月7000円くらいです。冬は薪ストーブを暖房にしているのでエアコン代がないですが、断熱の効果もあってか1年通して高いなーと思ったことはないですね。4人家族の知人はオール電化の家で、電気代が月5~6万って言ってました。
これから家を検討する人には床暖房ではなくて無垢の床が絶対良いと伝えたいですね。」
奥様「エアコンの風の乾燥する感じがすごく苦手で、冬はほとんど薪ストーブだけです。
火が安定するまで時間は少しかかるけど、ジワーっと暖かくしてくれる薪ストーブって本当に気持ち良いです。」
薪ストーブの生活はどうですか?
ご主人「最近はもう毎週、薪仕事をしています。薪仕事はもう2年目になるのでだいぶ慣れましたよ。薪になる果樹園の木を妻の実家にもらいに行って、チェーンソーを使って短く切って、積んで運んで乾かして。薪をナタや斧で割ったり、チェーンソーの刃を研いだり、いろんなことができるようになりました。やっているうちに桜の木、りんごの木、広葉樹と針葉樹も見分けられるようになりました。最初は全部自分ひとりでやるのかなと思っていたら、意外と妻も火起こししてくれて。自分が仕事が遅いときなんかはほんと助かってます」
奥様「はじめはご近所さんから煙とか匂いとか、何かクレームが来ないか心配になって頻繁に外に出て匂いを確認してました。2回冬を迎えたけど何か言ってくる人がいないからもう大丈夫かな。焚き方に気を付ければ嫌な匂いも出ないと段々分かってきました。」
薪ストーブのお楽しみはありますか?
ご主人「昔買ってもらって眠ってた鉄瓶でお湯を沸かすのが好きです。普通のヤカンを薪ストーブの上に置いてもいいんですけど、鉄瓶で沸かしたお湯はなかなか冷めないし、ミネラルも豊富です。」
奥様「最近はスノーピークのダッチオーブンでローストポークを作りました。ゆくゆくはピザとかも作ってみたいね。」
外構やお庭はどうですか?
奥様「Rootsさんで外構もやってもらって、畑は自分たちで。コロナ禍で時間があったときにずっとやりたかった畑づくり二人でしました。土を掘ったら石がびっくりするほど大量に出てきて。それを取って肥しと糠で土づくりからしました。昨年はナスとピーマンがなりすぎて、青椒肉絲いっぱい食べたね(笑)。作りすぎに注意して今年はミニトマト・トマト・ナス・オクラかな。ピーマンも少なめに。」
ご主人「庭に植えてもらったブルーベリーの2本の木も去年実がなってヨーグルトに入れたりして食べました。鳥が狙ってくるので、支柱を立ててネットでカバーしたり。そういえばここが猫の通り道だったみたいで、庭におしっこの匂いが残ったりして水撒いてブラシで掃除しました。猫避け対策もしたりとすっかり暮らしの仕事が馴染んできました。雪が溶けたら庭づくりに力を入れていきたいと思っています」
家を見た周りの方の反応はどうでしたか?
ご主人「家族も友達もみんなびっくり、良い家だねって言ってもらえます。家族が泊まりに来て和室に寝てもらったときに暖かいし畳のい草の香りが気持ち良かった~って言われました。あと近くに学校があるんですけど、通りがかりの子どもが『この家可愛いー!』って言ってるのを聞いたことがあります(笑)。」
奥様「好評です。今までアパートだったから友達と遊ぶならご飯屋さんに行くのが普通だったんですけど、最近はもう家に呼ぶことが多くなって。家で作って食べよ~って誘うようになりました。」
これから家を建てる人へアドバイスをお願いします
ご主人&奥様「家づくりは勢いが必要なときもある。決めたら進むだけ。」
あなたにとって家とは?
ご主人「早く帰りたくなる場所。仕事が終わって少しでも早く帰りたいって思います。あと、アパートと違って自分の家となると、手をかける気持ちが全然違ってくる。アパートで少し汚れがついてもサッと拭いて終わりだけど、家だととことんやりたくなる。それができる。愛着が湧いてくるのが家。」
奥様「私も同じ。」
これからの目標
ご主人「住宅ローンの還付金を貯めて、カーポートをつくります!」
実は・・・
ご主人「実は今焚いている薪、妻の通っていた保育園が閉園になって、そこに生えていた木を伐採したけど行き場がなくなったものをいただいたものなんです。仕事柄、切るべき大木の始末に困ったりするのでそれをいただくこともあります。同僚に薪ストーブ仲間がいて、色々と情報交換もしてます。薪割りで筋肉?いやー、体力は使うんですけど弛んで締まって弛んで締まってと繰り返してますね(笑)」
キッチンにて
建築中にもインタビューをさせていただきました。
こちらからご覧いただけます。
ご協力ありがとうございました。