~丸太を使う家~ 山を守るということ

BLOGRoots工務店

急にあたたかくなったり、強風で凍えたり忙しい猪苗代です。

只今Roots工務店で建築中のお客様のお家、
丸太をそのまま家の正面に使用しているお家が2棟あります。



塙町 K様邸



大玉村 O様邸

かっこいいですね。。
室内に丸太をドン!と配置することも
こうして外に使うのも迫力があって大好きです。

丸太を使用する際は大抵の場合
皮がついたまま現場に入り、
それを大工さんが皮むきをして
バランスを見て手仕事で加工してくださいます。


太い丸太というのは施工性(重くて加工しずらい・機械に入らないこと)や
運搬費用がかさむ(太い丸太を積むと細い丸太よりすき間が多くなる)など、様々な面でも建築業界から敬遠されています。。

戦後、大量に植えられた樹木は今、間伐されず山の中でぎゅうぎゅうに大きくなりすぎています。
育ちすぎた木は二酸化炭素を吸収しなくなります。
根っこが弱くなり土をつかめず、自然災害の元にもなりかねません。
(木が沢山生えていればいいってものではない)


様々な地域でも大径材の活用については見直されていますが
施工性重視の施工会社ではまず使用されないでしょう。


Roots工務店の家づくりは山の中の木を伐採し、加工するところから始まっています。
太い柱・梁が使用でき、天然乾燥ができているのは
いわき市にある赤井製材所さんのおかげです。
(その他、多くの業者さんの力もお借りしながら!)

丸太から加工し、端っこの部分は家具や細かい部分、
もっと小さい木っ端は薪にするなど、無駄なく使用しています。

また無垢材は呼吸している木のため、扱いは簡単ではありません。
腕のある大工さんにしか、建てられません。
一度完成したお家を見ていただくと技術の高さに驚くことでしょう。




Rootsの家を建てるだけでも
「山の環境改善に繋がっている」といっても過言ではありません。


(2021年、入社したてに赤井製材所さんで)

明日から家づくりのためのお金の勉強会です。
Rootsの家づくりの考え方から、ご家族に合わせた資金シミュレーションをおこないます。

今回タイミングが合わなかったな~という方、3月は23日・24日です。ぜひ!